株式会社ワイヤレス・デザイン社製 920MHz帯無線モジュール「S61RM」の紹介ページです。
製品概要
S61RM は、920MHz帯を使用する小型無線モジュールです。
障害物の多い環境でも電波が回り込みやすく、比較的長距離の通信が可能なことが特徴です。
- 製品名:920MHz帯無線モジュール S61RM
- 用途例:各種センサー(電力・温度・エラー情報など)の無線通信用途
- 通信形態:1:1、1:N 通信、マルチホップ通信に対応
- 無線規格:ARIB STD-T108 準拠
- アンテナ:外部接続(小型同軸U.FLコネクタにより接続)
<補足>
マルチホップ通信…複数の無線モジュール子機が直接親機と通信するのではなく、子機から子機へ通信し親機につながります。万が一、通信が途絶えても新たに他の子機を探しつながりますので、広範囲での安定した通信を可能にします。
ARIB STD-T108…日本国内で920MHz帯を利用する無線機器を設計・評価する際に遵守しなければならない規格です。一般社団法人電波産業会が策定しています。
基本仕様
| 周波数帯 | 920.6 MHz ~ 928.0 MHz |
|---|---|
| 送信出力 | 20 mW |
| 受信感度 | -104 dBm(typ) |
| 電源電圧 | DC 3.0 V(2.7 V ~ 3.3 V) |
| 消費電流 | 送信時最大50mA、受信時約20mA、待機時1mA以下 |
| モジュールサイズ | 約 30 × 20 × 6.1 mm、重量2g |
| 対応通信方式 | 1:1、1:N、マルチホップ |
| 準拠規格 | ARIB STD-T108 |
| 使用温度範囲 | -10℃~+60℃ |
外観

主な特長
- 障害物に強い通信特性
920MHz帯の特性により、建物内や工場などでも比較的安定した通信が可能。 - 長距離通信
低速通信ながら、遠距離とのリンクを確保しやすく、センサー用途に適しています。 - マルチホップ対応
子機同士が中継しながら親機へ接続することで、広範囲のネットワーク構成が可能。 - 小型モジュール
30×20mmとコンパクトサイズで、機器への組み込みが容易。 - 評価ボードの用意
S61RM-DK / S61RM-DK2 などの評価キットにより、通信試験やIoT評価が簡単に行えます。
インターフェース概要
- シリアルポート
UARTベースのシリアル通信に対応(詳細は取扱説明書の「シリアルポート通信仕様」参照)。 - コマンド制御
専用コマンドにより、送信モード・受信モード・パケット試験などの制御が可能。 - 動作モード
TRXモード(送受信)、TXモード(送信専用)などを選択可能。
詳細なピン配置やシリアル通信仕様は、ワイヤレス・デザイン社が提供する 「S61RM取扱説明書(文書番号 K22R175-001c)」をご参照ください。取扱説明書はこちらからダウンロードできます。
想定アプリケーション例
- 駐車場管理
車両検知センサーと組み合わせて、車両の入出庫や満空管理。 - 設備監視
工場設備の温度・電力・異常情報を無線で収集。 - 環境センサー
ビルや倉庫内の温湿度・CO₂センサーなどのデータ収集。 - 遠隔メータリング
電力量計や各種メーターの遠隔監視。 - 土壌管理
土壌センサーのデータを無線でモニタリング。農場の土壌監視などに。 - 無線リモコン
赤外線方式や微弱無線方式に比べ長距離でも安定動作する小型送受信器。
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